☆山形の1店でしか作られていない六浄豆腐を、試行錯誤して、作ってみました。

手前味噌ならぬ手前豆腐で、本家の製品より、美味しいです♪

材料…木綿豆腐 海水で作った塩(伯○の塩・瀬戸の○塩等) 漬け物器(無くても可) 竹串 タッパー容器等
準備

☆豆腐を、まな板の上に置き、重しを載せて、水切りをします。が…夏場の高温時ですと、豆腐を腐らせる恐れがあります。そこで、漬け物器を利用しました。


水切りグッズ製作

☆漬け物器の内径に合った、100均で売っている蒸し器を用意します。今回は、漬け物器の内径に合う蒸し器が無かったので、大きめの蒸し器の外側を折り曲げ、漬け物器の中に入れました。所要時間、2分でした。


豆腐をスライス

☆薄くすれば、早く仕上がりますが、後述の理由から、1/2にスライスします。
水切り

☆漬け物器の中に、スライスした豆腐を入れます。重ねてOK♪


圧力を掛けます

☆豆腐が、少し変形する程度の圧を掛けます。強過ぎると、豆腐が崩れますので、注意して下さい。崩れたら、諦めて、その場で食べましょう…(^o^;)


一晩〜一日、冷蔵庫に保存

☆容器を、冷蔵庫に入れます。豆腐から出た水分は、蒸し器の下に溜まります。これで、一丁の豆腐の1/3程の厚みになります。もし、水が多く出過ぎて、豆腐に触れるような時は、排水して下さい。


塩振り&串刺し

☆水切りが、十分に出来たら、皿に、海水から作った塩をたっぷり敷き、フライを揚げる時のパン粉を付ける要領で、水切りをした豆腐全体に、均一に、薄くまぶします。塩の固まりが付いていると、完成品が、異常なしょっぱさになります。

そして、竹串に刺して、ラップ等をせずに、冷蔵庫の奥に入れます。この時、豆腐が、容器に触れていると、カビが生えてしまうことがあるので、容器に触れないように、ゆとりを持って、保存して下さい。過去、それで、失敗しました…(>_<) 

※豆腐を薄くスライスし過ぎると、串から脱落します。また、水切りが甘くても同様です。

☆その後は、定期的に、豆腐の状態をチェックして下さい。もし、小さいカビに気付いたら、その部分を、大きめに切除して、続行して下さい。


3〜4週間放置プレイ

☆完成品です♪ 豆腐一丁が、こんなに小さくなります…(◎_◎) 楊枝の長さと比較すれば、大きさが判ると思います。「ナタでないと切れない」と言われる六浄豆腐ですが、本当でした…(◎_◎) 飴色になり、もの凄く固いです。これなら、豆腐の角に頭をぶつけて、逝けるかもしれません…(^o^;)

☆本家の製品より、美味しい理由は、塩のようです。六浄豆腐は、普通の食塩を使用しているようで、単なるしょっぱさしか感じませんが、海水から作った塩を使用することで、しょっぱさの中に、グルタミン酸の旨味が出ます。

本家の食感は、イカクンに近い状態ですが、今回は、乾燥期間が長かったようで、干したアワビのような食感でした。そのままスライスすれば、呑兵衛には、たまらない肴に…(^o^)v お湯で戻して、煮物やお吸い物に入れても、しっかりとした食感が残り、畜肉の代用品としても、十分な感じです。

スーパー等で、処分価格になっている木綿豆腐を見つけた時に、作ってみるのが良いと思います。絹豆腐でも作れますが、水分量が多い分、時間が掛かります。

一度固くなれば、冷凍庫で、長期保存が出来ます。塩の代わりに、味噌を付けても、美味しそうです。皆様のご感想や、アイディアをお待ちしております。